S&P500とは?インデックス投資の代表的な指数について

投資

1. S&P500とは?

S&P500は、アメリカの主要な株価指数です。アメリカで上場されている大手企業500社の株式のパフォーマンスを追跡する指標です。これは、ニューヨーク証券取引所やNASDAQに上場している代表的な500銘柄の時価総額を元に算出されます。日本では、日経225(日経平均株価)やTOPIX(東証株価指数)などがあります。

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2. S&P500の構成銘柄

S&P500は、様々な業界から選ばれた500社の大手企業から構成されています。これらの企業は米国市場において代表的な存在です。例えば、皆知ってるようなGoogle、Amazon、Facebook(現Meta)、Apple、MicrosoftなどはもちろんS&P500の構成銘柄に入っています。

3. S&P500のメリット

分散投資

S&P500はアメリカの500社に投資が出来るので投資のリスクを分散することが出来ます。万が一特定の企業の業績が悪化した場合、S&P500の構成銘柄から除外され業績が好調な企業が新たに構成銘柄に追加されるので自動的にリスクを回避して効率の良い投資をすることが可能になっています。

手数料が安い

通常、人気のあるものは手数料が高いイメージがあるが投資信託は人気なものほど1年にかかる信託報酬などが安くなる傾向があります。インデックス投資の代表的なS&P500はもちろん人気の商品なので他の商品に比べて手数料がとても安いです。

アメリカの超一流企業に少額で投資できる

AppleやMicrosoftなどアメリカの超一流企業を個別株で買う場合、株価がかなり高いので多額の資金が必要になります。しかし、S&P500に連動した投資信託を購入する場合1円から購入することが出来ます。少額の資金でアメリカの有名な企業に投資をすることが出来ます。

株価が右肩上がり

皆さんが持っているスマートフォンやパソコンはApple、Microsoftが作っているものが多いと思います。使っているSNSなどもほとんどがアメリカの会社のものだと思います。アメリカは経済大国と言われている通り、恐ろしい程のスピードで経済発展をしています。なので株価は上下するが、常に右肩上がりになっています。そして少なくとも僕たちが生きている間、アメリカは世界の経済の中心的な存在で居続けると予想できるのでこれからも株価は右肩上がりになっていくと思われます。

4. S&P500のデメリット

アメリカ一極

アメリカはこれからも経済の中心に居続けると先程述べましたが、それは確実であるとは断言できません。最近では中国やインドなど凄いスピードで経済成長している国がたくさんあります。S&P500はアメリカのみを対象とした指数なのが多少リスクがあるかもしれません。

大企業しか含まれていない

個人的にS&P500の最大のデメリットは構成銘柄である500社は全て大企業であるという事です。これから成長が見込める中小企業は構成銘柄に入っていない為、中小企業にも投資をしたい場合は中小企業なども含まれているETFのVTIなどを購入するといいと思います。

7. まとめ

アメリカのみを対象とするS&P500にリスク感じる人は多いと思います。しかし、リスクを取らなければリターンは得られません。また、僕達が生きている間にアメリカが落ちぶれる未来はなかなか想像出来るものではありません。それでもリスクを避けたいと言う方がいたら、全世界に投資をすることができるオルカンをオススメします。

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